イラスト制作をイラストレーターに依頼する価格について
イラストを依頼したいけど、イラストの相場がわからない…というお悩みをよく耳にします。
そこで、どういう風にイラストの価格は決められているのか、画像を加えながらできるだわかりやすく解説してみました。
イラストの値段を決めるには様々な条件が関わってくるため、一概に一枚いくらです!とは言えないのが実際のところです。
ですが、イラストを依頼したい方の不安が少しでも解消されるようにこちらの記事でまとめています。
イラストの価格はいろんな条件によって変動する
イラストレーターさんによって価格の決め方は様々なのですが、私の場合、どのように価格を決めているのかご説明したいと思います。
まず、考慮する条件は以下のようなものです。
使われる用途・媒体
サイズ
イラストの使用期間
クライアント様のご予算
使われるサービスや商品の規模
イラストの制作難易度
納期
ご依頼件数(1点なのか100点なのか)
色(モノクロかカラーか)
など…
様々な条件をまずはお伺いして案件ひとつひとつに適正な価格を算出しています。
イラスト制作の料金の構成について
イラストの料金構成には大きく分けて3パターンございます。
通常依頼=制作費+使用料
二次使用=使用料のみ
著作権譲渡=制作料+著作料
通常依頼
通常のご依頼の場合、費用は大まかに、制作費+使用料で構成されています。(その他、打ち合わせ費なども別途かかります。)
※こちらの金額はあくまでも例です。
制作費というのが、単純にその絵を制作する時間や制作難易度にかかる料金です。
使用料は、使用媒体や使用期間などによって変動する料金になります。
同じ絵だとしても、使用媒体や使用期間によって料金が変動するのは、この制作費に加えて使用料がかかっているからなんですね。また、使用する媒体が同じ媒体だとしても『注目度』によっても価格が変動します。
つまり、大手企業の広告なのか、地元の中小企業の広告なのかによっても価格が大きく変動するということになります。
二次使用(流用)
二次使用をご存知ない方もいらっしゃると思いますが、お金を払ったからといって、自由にその絵を色んな媒体で使ってはNGです。
それをしてしまうと、著作権違反になってしまいます。
じゃあ、例えばパッケージデザインを注文したとしてその同じ絵をチラシやウェブサイトで使いたい場合はどうしたらいいの?
その場合は、二次使用料というものを支払えばOK!
1媒体に1回使用する毎に制作費の何%かを支払うことになっています。
イラストレーターによってその割合はまちまちですが、基本的に50%と定めている方が多いです。
パッケージデザインとして納品してもらったものをチラシとウェブサイトで使用する場合、制作費の50%×2を支払うことになります。
著作権譲渡
基本的に著作権を譲渡しているイラストレーターは少ないです。
キャラクターなど著作権を譲渡しないと非常に使いづらいものは著作権を譲渡しますが、その代わり費用はかなりかかります。
著作権を譲渡しない理由については、イラ通の「著作権譲渡にNO!」という記事で詳しく書いてありますので目を通してみてください。
使用料とは一体全体なに!?
イラストをご依頼する目的は、『商品やサービスに対して人の目を引くため』という場合がほとんどです。
つまり、イラストが使用されている間は集客効果を得ることができるということになります。
逆に、イラストの掲載期間が終了すれば、そのイラストからの集客効果はなくなります。
要するに、イラストによって得られる集客効果の分だけ「使用料」もかかってくるということになります。
イラストは芸能人のように使われることによって集客や宣伝効果があるので、使用料は「契約料」として考えるとわかりやすいかもしれません。
制作費も制作難易度によって変動する
もちろん、イラストの制作する手間によっても価格は変わります。
書き込み量が多くなればなるほど一枚の金額も上がります(背景など)
お見積りについて
お見積りはの際は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
※その際必ずご予算をお伝え下さい。
ご予算なしでの金額の提示はできませんので、ご了承ください。
ご予算がわからない場合は、お出しできる限界金額をご提示ください。