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ネット上で著作権侵害を受けたので弁護士さんに相談してみた

先日、私の偽のアカウントを二度に渡り作成し、著作権侵害・プライバシーの侵害、営業妨害に当たる嫌がらせを受けました_:(´ཀ`」 ∠):

一度目は、すぐアカウントも消えたので単なるいたずらかなと思い見過ごしたのですが、また同じ嫌がらせを受け、悪質だと感じたので弁護士の先生にご相談することにしました(°_°)

結論から言うと、こういうSNS上での嫌がらせは本人特定できた時点で100%賠償請求できます!

そのためには証拠として集めるものがいくつかあるので、それと弁護士費用についてこの記事でご説明します!

そんなに有名じゃないし…稼いでないし…という方も、著作権侵害は立派な違法行為です( ̄^ ̄)

遠慮せずに嫌がらせを受けた場合は堂々と立ち向かいましょう!

Twitter上で著作権を侵害された

このツイートにある画像がその問題のアカウントのスクリーンショットです。

著作権フリーと勝手に謳って私の作品を約20枚勝手に載せて拡散させようとしていました。

とっても悪質ですね。(暇にもほどがあるだろうw)

沢山の方からDMをいただき、しかもこのアカウントからフォローされたので、気づきました。

直ぐにDMを送り、直ちに削除するよう求め、削除しない場合は、法的処置をとるといった内容をお送りしました。

すると、しばらくして削除されました。

まぁ、実は誰がやったのかはもうほぼわかったんですけどね…( ͡° ͜ʖ ͡°)

(しつこくDMで会いたいと言われ何度かお断りした腹いせなのか…)

一応一回目の証拠、二回目の証拠とあるので、三度目にされた場合には本気で賠償金請求します!(※条件あり)

枚数も枚数なので、かなり金額取れるということでしたので、次は許さないぞ( ゚д゚)

裁判で使える必要な証拠

・URL付きのツイートや書き込みをPDFで保存
・動画でも良いので全ての書き込みを残しておく(枚数あればあるほどお金が取れる)
・いつ(何月何日何時)に投稿されたものなのかわかるものを保存

この3つがあれば確実に賠償金を支払ってもらえるし、かなりの金額が取れるとのことでした。

Twitterの場合は削除された後でも30日以内であれば、情報を開示してもらえるので、削除されたあとでも大丈夫です!

できればそっとしておいて、アカウントを消されないようにするのも解明です。

すぐに消してほしいのもやまやまですが、裁判で更に有利になるためにはアカウントをできるだけ長く残しておくのも手です。

そのためにもかなりスピード勝負となります。

URL付きのツイートをPDFで保存する方法

私の恩師からDMをいただき、とてもわかりやすく説明してくれている記事を送ってもらったので、それを参考にしました。

参考にした記事はこちら

もしこの記事が削除されたらいけないので、一応、私も順を追って説明します。

①まず、該当のツイートをGoogle Chromで開きます。(今回は私のツイートを参考にしました)※該当ツイートをクリックして開いて下さい。

②ツイートを開いたら、URLがアカウント名+そのツイートのもの(数字などが並んでいる)になっているか確認し、右上の3つの点のボタンをクリック。

印刷

そうすると、「印刷」というボタンも出てくるので、それを選択。(画像参照)

③印刷ボタンをクリックするとこのような画面になるかと思います。

印刷2

下の「詳細設定」をクリックします。

④すると色んな項目が出てくるのですが、「オプション」の「ヘッダーとフッター」と「背景グラフィック」にチェックを入れます。

印刷3

こうすることにより、フッターにこのページのURLと、侵害されている画像も一緒に保存することができます。

※このURLと該当の画像がとても大事なので、表示されていない場合は必ず表示させて保存して下さい。

⑤そして一番上にある「送信先」の項目をプリンターではなく、「PDFに保存」に変更します。

印刷4

保存ボタンを押してわかりやすい場所に保存します。

↓こんな感じで保存されるかと思います。

(5) あおい🍋漫画動画&イラストさんはTwitterを使っています 「ちなみにこれです!著作権侵害だし、肖像権侵害だし、業務妨害です… https___t.co_RqoHSf8GAP」 _ Twitter_page-0001

①URLがフッターに入っているか、②日時がしっかり入っているか、③いいねやリツイート数も多ければ増額に繋がります。(少なくても全然問題ありません)

動画でも良いので全ての書き込みを残しておく

今回のような著作権侵害は、何枚侵害されたかによっても増額することができます。

私の場合、人物のみのイラストだとだいたい1枚15000円、背景入りのものだと100,000円でお取引したものがあるので、それを参考に算出されます。

背景入りが2枚なので10万×2、人物のみが18枚ほどで15000円×18、合計470,000円がプラスで請求できます。

なので、何枚侵害されたのかも残しておく必要があります。

私の場合は、動画で上から下まで(最新の投稿から一番古い投稿まで)全部ゆっくりスクロールしながら撮りました。

それも全く問題なく証拠として扱ってもらえるそうです。

その際にパソコンで撮るようにしてその撮影した日付と時間も入るようにしました。

というのも、ツイート自体をクリックしないと、ツイートされた時間とか詳細が出ず、1日前、2日前といったように表示されるからです。

なので撮影日から投稿した日付が算出できるようにしました。

一番良いのは全てのツイートを先ほどのPDFで保存する方法で全て保存することです。

いつ投稿されたものなのかわかるものを保存

一番最新の投稿と一番古い投稿の投稿日がわかればもっと強くなります。

なので、一番最初の投稿と最も古い投稿のPDFは必ず保存するようにしてください。

酷いことをされているんです!取れるものはきっちり取って反省してもらいましょう。

弁護士費用について

ここが少しなぜ被害者が負担しないといけないのかと思ってしまう箇所ですが、弁護士費用分も取れるように証拠集めはとても大事です。

まず、海外にあるTwitter社にIPアドレスの開示を求めるのに、約30万円ほどかかります。

翻訳代や代行費などがどうしても海外の会社なのでかかってしまうとのことでした。

そして情報開示してもらい、本人が特定できた時点で、相手が示談を求めてくる場合もあるそうです。(ていうかそれがほとんどみたい)

そのまま裁判で賠償金請求することになれば、さらに30万円かかるので、できれば示談で済ませたほうが、被害者にも加害者にとっても良いですよね。

どれくらい取れるの?

賠償請求まで言った場合、私のケースで取れる金額は80万円前後といった感じでした。

悪質さや、掲載していた期間、何枚著作権侵害されたのか、拡散された規模などで金額は変わるので弁護士の先生に詳しく説明し、大体いくら取れるのか聞いてみて決断するのが良いと思います。

ドが超えている場合は、更に上乗せされるので100万円以上取れるケースもあるそうです。

実際に企業様に納品した作品などと著作権フリーなどといって載せた場合は恐ろしいほど取れるでしょうね…。(絶対やめた方が良いよ)

弁護士費用を引いて、どっこいどっこいになるか、少し手元に残るかくらいでしょうか…

でも、相手は大きな痛手なので、ダメージは100万ボルトくらいでかいかと。

情報開示できない場合もある?

実はあるんです!犯人特定できない場合も…

そうなったらもう弁護士費用は水の泡…

まあでもそれは確立が低いので、向こうがよほどクレイジーで、暇で、何度もそういうことをやっている常習犯とかでない限りは特定できますので。

どういう場合に特定できないのかなどは、直接弁護士さんに聞いてもらうか、私にDMを送ってもらえたらお伝えします。

じゃないとこの方法でやられたら困るからね。

クリエイターが著作権を守るためにやるべきこと

・作品にウォーターマークを入れる
・「©2020 自分の名前」を埋め込む
・自分の名前で定期的に検索する

自分の作品の著作権は自分でしか守ることができません。

なので、自分のものだということが証明できるようにできれば全ての作品にウォーターマークを入れたりなど対策をとることも必要です。

↓オンラインでウォーターマークを入れられるサイト

私は今回、なにも対策をしていなかったので、これからはきちんと対策をしていこうという勉強にもなりました。

正直、なりすましが発覚した日は1日丸潰れでなにも作業ができないまま終わり、ドッと疲れました。

こういった無駄な時間を減らすためにも取れる対策はしていくことが大切ですね。

こういった無断転載を発見してくれるものもあるので、こういったものを利用するのもありだと思います。